artist file A新道弘之 (Hiroyuki Shindo)

 

藍に結ばれた新道家
新道さんの家族は藍でむすびついた家族だ。

新道弘之さんは日本古来の藍染の創作によって作品が世界各国で高い評価をされる一方、奥さんの千賀子さんは絞りの縫いしめと藍の灰釉で器を焼く。

そしてお母さんの雪子さんは藍の当て布をひろい集めた針仕事。

藍にひかれて仕事をする家族みんなが、藍の色が深まるように藍で結びつけられている。
新道作品





新道弘之 略歴

1941年 東京生まれ
1967年 京都市立美術大学美術専攻科修了
1981年 京都府美山町に 北工房を設立

創作活動のかたわら、日本各地をはじめアメリカ、イギリス、ベルギー、フランスなど 欧米各地で個展を開催。

アメリカ・クリーブランド美術館やイスラエル国立美術館など多くの美術館で作品が収蔵されている。

1997-2004 京都造形芸術大学、京都芸術短期大学教授

2004年からアトリエに併設して、新道コレクションを展示する「ちいさな藍美術館」を開館。

■主な展覧会

1986  INDIGO -Natural Blue-
(トロペンミュージアム,オランダ)

1993  Light and Shadow
(ノーススダコタ美術館,アメリカ)

1995  現代の染め (国立国際美術館,大阪)

1997  第7回 染・清流展 (京都市立美術館)(以降も出品)

1998  Structure and Surface ― Contemporary Japanese Textiles(ニユーヨーク近代美術館,アメリカ)

2003  SHIBORI-Fabric Transformed-
(クンストバンケン,ノルウェイ)

2007  INDIGO -A Blue to Dye For-
(ウィットウォースギャラリー,イギリス)

2008 BLUE
(テキスタイルミユジアム、アメリカ)

■主なパブリックコレクション

シカゴ美術館(アメリカ)、ロングハウス・コレクション(アメリカ)、ステデリック美術館(オランダ)、ロッテルダムミュージアム(オランダ)、イスラエル美術館(イスラエル)、テキスタイルミュージアム(カナダ) 、ブライトンミュージアム(イギリス)、ウイットワース美術館(イギリス)  


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