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ラオス・ヴィエンチャンの織物工房にて。機織は女性の仕事。サムヌア地方に伝わる浮織という複雑かつ高度な絣を織っている。 |
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インド東部オリッサ州のヌア・パトナの織物工房。ここでは男性が機織、女性は糸を作る。絣の模様の入ったサリーや、タッサーシルクの生地を生産している。 |
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ジャワ島北岸・インドラマユのバティック工房にて。針のついた櫛で更紗の生地に穴を開ける。それがこの地方特有の小さな斑点のついた更紗の柄に仕上がる。 |
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こちらもジャワ島北岸の町、チレボンのバティック工房。チャンチンという道具を使って蝋で文様を描く。緻密な作業の末、繊細な更紗が出来上がる。 |
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インド西部、パキスタン国境に近いグジャラート州ダナドル村のブロックプリント工房。木版で木綿生地に文様を染める。ここは村人がみなムスリムで古典的な柄の更紗を多く生産しているのが印象的だった。 |
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グジャラート州で絣の織物を織っている工房。突起がついた糸車の形が面白い。多くの染織技術の発祥地であり、今でもそれが盛んなインドでも、この地域のパトラといわれる絣は格別である。 |
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ここもグジャラートのある村の鍛冶屋。牛の首に付けるカウベルを作っている。このような日用品でも一つ一つ音を聞きながら丹念に槌を打って作っていた。インドは手仕事があらゆるところで生活に根付いている。 |
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ラジャスターン州のカットワーク工房。40度近い暑さの中、女性たちが一針一針刺し、ベッドカバーやクッションカバーなどの製品を作っていた。 |
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ミャンマー・インレー湖で蓮の糸で織物を生産している工房にて、蓮の繊維を束ねて糸を作るおばさんとそれを熱心に観察しているご隠居。気が遠くなるような過程を経て出来上がった蓮糸織は仏教国では特別な意味を持つ。 |
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ミャンマーの古都バガンは漆器の生産で有名。女性たちが作業しているのは日本ではキンマと呼ばれる漆器の表面に彫り込む緻密な細工で、ミャンマーの代表的な漆工芸である。 |
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キンマは彫刻刀のような刃物でほとんどフリーハンドで文様を彫り出していく。大まかな図柄を男性の職人が彫り、次に女性が隙間を埋めていき仕上げていくようだ。 |
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ミャンマーの漆器は最初木の粉と漆を混ぜたものを塗り、その後粘土や墨などで下地を作りながら、繰り返し漆を塗っていく。漆は塗るのはほとんど素手なのに驚いた。 |
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ミャンマーの漆器は藍胎と呼ばれる竹などで編んだ籠に漆を塗られたものが多い。これは馬の尻尾の毛と竹を編んだ素地を作っているところ。木の型を使って馬毛と竹を交互に編んでいく。 |
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マンダレー郊外にある織物工房。ここで織られている布はロンジーというミャンマーの伝統的な巻きスカート。ミャンマーではこれを男女とも身につける。幅が広いので織り手が二人一組で作業していた。 |
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イラン・シラーズの市場でフェルトの帽子を作っていたカシュカイ族の男性。この帽子が部族の象徴。 |
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インドネシア・ロンボク島のプリンガセラ村は平織布の産地。人々の身を飾るサロン(巻きスカート)が原始的な地機で織られている。 |
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イラン・エスファハンのブロックプリント工房。ペルシャ語で「ガラムカール」と呼ばれ、ヨーロッパとイスラムの影響をうけた繊細な幾何学模様やペイズリーなどの植物模様が多い。 |
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ウズベキスタンの刺繍布『スザニ』は婚礼道具として花嫁の母親や親族が幸せを願いながら一針一針縫って作る。 |
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